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NPO法人マナビエル 代表理事、ワークショップデザイナー。自己表現やキャリア形成のための文章表現力向上をサポートしている。

進路のはなし~座談会アフターストーリー

あらわす

今知っておくとちょっといい進路のはなし
~VUCA時代を生きる子どもたちのために~
座談会アフターストーリー

先日、
このサラダボウル主催の
座談会が開催されました。

参加してくださったのは
16名。

幼児から大学生まで
各年代の子育て中の方、
子どもと接するお仕事の方、
日本だけでなく海外からも
様々な立場の方が
オンラインで
集ってくださいました。

今回の座談会は、
受験や就職という
具体的な進路に対し
何か一つの見解を
お伝えするものではなく、

現状を事実としてお伝えし、
皆さんが考えることや
不安に思うこと、
気づいたことなどを
共有しあえたらという
目的のもと
進めさせていただきました。

そこでは、
実に様々な視点から
素直なお声を伺うことができ、
結果として
お互いにとって新鮮な
価値観や意見を交換しあえる
とても貴重な場となりました。

VUCA時代を生きる子どもたちが直面していること

前半に情報提供の時間。
ということで

まずは、
NPOマナビエルの理事でもあり
キャリアンコンサルタントで
様々な大学や企業で
相談業務や講義を行う
川田ひろみ氏による
今の子どもたちの現状、
そして進路の考え方について
お話がありました。

VUCA時代とは、
「不確定な時代」を指します。

風の時代とも言われる
これからの時代。

不確定、不安定、
そんな言葉たちは
ネガティブな印象が
強いかもしれません。

しかし、
「風」のように
変化を恐れない、
自分らしくある時代がきた!
と考えると、
印象も前向きに変わりますね。

そんな時代に、
子どもたちが
「進路」という道を
歩むとしたら?

つまりここでは、
進路とは
選択の時が来たとき、
目標ができたときに
自分らしく
力強く進むには、
どんなことが大事なのか。
そういう視点から
お話を進めました。

では、ここから
あとがきとして
ご参加の皆さまから頂いた
お声をお届けします。

印象的だった話【ご参加の方の声より】

●失敗をさせない子育てではなく
 失敗したときの立ち上がり方を
 サポートする子育てでありたい

●子どもの失敗する機会を奪わない

●家でまで効率化を求めない

●困難な環境が必ずしも
 デメリットばかりではない

●自己表現においても
 正解を求める子が多い
 正解を求める大人も多い

●大学生でも書けない、
 表現できないことで
 つまづいている

●「OODAループ」が土台になる時代
 情報処理能力も求められる時代

●時代の移り変わりや
 世代による価値観にも
 違いがあることを
 大人が理解しておく

●気づかぬうちに変わる
 ヒトモノコトの流れ。
 それに気づかずに
 価値観を押し付けていないか

気づいたこと【ご参加の方の声より】

●テクニックではなく、
 本質的な自己理解・自己表現が
 大事なんだと気づいた。

●VUCA時代に必要なのは、
 やはり様々な経験、
 体験なのかなと思いました。

●問題や悩みに直面した時の
 『はねのけるチカラ』を
 養ってあげたい。

●自分を発信しつつも
 多様性を受け入れていく
 柔軟性が必要な時代だと
 感じました。

●「話す作文教室はなさく」で
 自己表現力を伸ばすことに
 興味があります。
 体験レッスンに申し込みますね。

●自己表現が拙いのは
 反射的な情報が多くて
 じっくりしたインプットが
 足りないからもある気がした。
 子どもに読書を薦めようと思う。

●日本と海外の教育の違いを
 日々感じています。
 どちらも良い面があり、
 うまく選択していきたい。
 そのため、高等教育の現状を
 もう少し詳しく聞きたい。

●会社で役立つ人間を作る学校
 という意味合いは
 もう薄れていくような気もします。
 押し付けではなく、
 こどもにも人権がある「人」として
 接していく親の心構え、
 みたいなものを感じました。

いかがですか?
参加者の皆さまの
選んでくださったことばが
端的で光っていて、
本質的なキーワードを
たくさんいただきました。


正解も不正解もない学び


自己表現が
正解も不正解もない
学びであると
お伝えすることも
弊団体の活動のひとつです。

そこから、
今回はこのような
まさに答えのない
「進路」という
広いテーマを
取り上げてみたことは、
私たちにとっても
はじめての挑戦でした。

ご参加の皆さまの
率直なお声を
後日お寄せいただけ、

小さいながらも
一滴の波紋を投じることは
できたのかもしれないと
感じました。

とくに、
「こういう話ができる相手が
 なかなかいないから、
 話せてよかった。」
という言葉をいただいたときには
心からホッといたしました。

なぜなら、私自身
このような話をママ友とは
したことがなく、
心地よい熱さで
価値観を認め合いながら
話せる相手と
一人でも多く出会えることを
望んでいるからです。

ご参加の皆さま、
貴重なお時間をいただき
ご一緒できましたことに
ご縁を感じ
心から感謝いたします。

また、
お会いできることを楽しみに、
企画をしていまいります!

NPO法人マナビエル
サラダボウル事務局

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