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学校の勉強が社会では役に立たないと感じるのはなぜ?

子どもの伝える力

学校の勉強が社会では役に立たないと感じるのはなぜ?

社会に出て学校の勉強が役に立った経験はありますか?

おそらく胸を張って

「学校の勉強は社会に出てからも役に立ちます!」

と言える人は少ないと思います。

学校の勉強で習ったことをそのまま活かせる職業は限られていますし、
ほとんどの方が「学校で習った勉強はあまり意味がない」と
感じているのではないでしょうか。

私も「社会に出たら学校の勉強は役に立たないことの方が多い」と感じています。

もちろん、学校の勉強が全く役に立っていない訳ではありません。

例えば、資料を読む時に漢字の読み方や意味が理解できるのは
学校で勉強して知識を蓄えてきたから。

問題解決に直接つながることはないけれど、
その過程で役立っていることはあります。

それでも「学校の勉強が役立ってる」と
強く思えるほどではありません。

では、どうして社会に出ると学校の勉強が役に立たないと
感じてしまうのでしょうか。

社会に出ると答えが分かっていない問題ばかり

社会に出ると学校の勉強が役に立たないと感じる理由。

それは

『社会に出ると答えが分かっていない問題ばかりだから』

だと私は考えています。

学校の勉強で教わるのは
答えが明確な問題の解き方や知識。

けれども、社会に出ると『答えがわかっていない問題』ばかりで、
自分の知らない事も多い。

にもかかかわらず、その解き方を教えられていないから
社会に出ると「学校の勉強って役に立たない」と感じてしまうと考えられます。

答えのわかっていない問題に答える方法とは?

では、『答えのわかっていない問題』に対して、
どうアプローチすればいいのでしょうか?

私は

「自分なりの視点で考える」

ことが大事ではないかと考えています。

答えがわからないなら自分で答えを探さなければなりません。

そのためには、問題に対して何を感じ、どうするべきか考える。

そして、その考えを基に行動を起こす。

自分で考えて行動に移すことで初めて
『答えのわかっていない問題』に対しての正解が見えてくるのではないでしょうか。

もちろん、答えを教えてくれる本もありますし、
どうしても分からないときは答えを知っている人にアドバイスを
求めることもあるでしょう。

それは一つの正解です。

ただ、その答えがずっと正しいとは限りません。

時代が変われば答えも変わってくるし、
人の数だけ答えがある問題もあります。

教えてもらった答えが自分の考えには合っていないこともあるし、
その都度自分で答えを探し続ける力は必要でしょう。

だからこそ「自分なりの視点で考える」ことは大事になってきます。

『表現』は答えがわかっていない問題を解くことにつながる

社会に出て直面する『答えが分かっていない問題』は、
自分なりの視点で考えて行動することで
正解を見つけていくことにつながります。

これは表現する事と似ているかもしれません。

『表現』は明確な答えがないもの。

それでいて、人それぞれに答えがあるもの。

つまり表現力を高めることは『答えの分かっていない問題』を
解くことにつながると期待できるはずです。

もしかしたらマナビエルで学べることは学校に通っている間は
役に立つ場面は少ないかもしれません。

けれども、自分らしい考え方と表現力を持っていれば、
『答えがわかっていない問題』にアプローチできる。

そうすれば、どんな場面でも自分らしい考えで
問題に取り組むことが出来るのではないでしょうか。

社会に出た時に役に立つのは学校の勉強よりも、
『自分なりの視点で考える力』や『表現力』の方かもしれませんね。

 

マナビエル文章サポート担当 松田 裕司

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