この記事を書いた人

NPO法人マナビエル 代表理事、社会教育士、ワークショップデザイナー。ことばで自分を伝える力を向上のためのワーク教材や授業デザインを担当。

マナビエルがこれまで受験を語らなかったわけ

子どもの伝える力

マナビエルと受験

こんにちは!
2月というと受験シーズンですね。

私も子育てをしていて、
避けては通れない受験には
とても考えさせられ、
学ばせてもらっています。

実は…これまで
私たちマナビエルは、
受験(※受検)を
直接応援するような
メッセージを挙げたり、
ワークや教室を
お知らせしたりしたことは
ありませんでした。

※受験に対して、
適性検査を実施する学校では
「受検」と書きます。
ここでは以下、
「受験」とまとめて表記します。


「ことばの表現力」を
普段からサポートする
私たちマナビエル。
教材を作ったり、教室をしたり。
正解のない学びにおいて
どのように自分らしく
力を伸ばせるか、ということを
常に考えています。

一方で、
意見や考えを伴う
記述式の試験、
自分らしさを語るよう
求められる面接。

そうです、
「ことばの表現力」が
受験に欠かせないことは
今や明白なのは、
おわかりかと思います。

私たちは、
受験とつなげることを
避けていたわけではありません。
また、関係がないと
思っていたわけでもありません。

むしろ!
関係ありありです。
がっちり大ありです。

生きるうえで
大事な場面ほど、
「自分を伝える」ことは
欠かせません。
受験も例外ではありません。

では、
なぜこれまで直接
言及してこなかったかというと、

私たちは、皆さんに
―受験をきっかけに
 表現力をつけなくちゃ!
と思ってほしくないと
考えているからです。

ことばの表現力は、詰め込めない


「ことばの表現力」は、
いつからでも
学ぶことはできますが、
やはり子どものころの
感受性の豊かな、
素直な成長の時期には
とても勝てません。

だから、
幼児教育を考える親御さんに、
今のうちになにか
しておきたいと言われれば、
私たちは真っ先に
「自己表現力」を伸ばすことを
おススメします。

なぜなら、
「ことばの表現力」は
インプット型の学びではなく、
アウトプット型の学びだから。
スポーツなどと同じように
経験を重ねる
トレーニングが必要なのです。

幼いうちがチャンスなのは、
素直に無理なくできるから。

では、
何をトレーニングするのか?
視点や発想、
感情や意見、
経験や知識を言語化する力、
です。
「ことばの表現力」は
一夜にしてならず、なのです。

だから、
受験だから、なんとかしたい!
と思ったとしても、
大変な受験勉強のかたわらでは
一筋縄ではいかない、
ということは
想像できると思います。

答えのないのが「表現」であり、
ゴールの見えない作業なのです。


そんなことから、
受験 → 言葉の表現力
という図式で、
私たちは簡単には言えない
という考えは、
これからもずっと変わりません。

ますます表現力を試される記述式へ

実は、
私たちのお教室では、
これまで
ずっと表現を学んできた
生徒さんで
必要がある方には、
こっそり裏メニューで
受験を視野に入れた
トレーニングもしています。

また、
某中学受験専門学習塾の
低学年から
「表現力・思考力」を高めるための、
教材づくりプロジェクトにも
参加させていただいています。

そこで、
マナビエルスタイルを
実践・検証しています。

そもそも私たちメンバーも、
受験を実際に経験したり、
指導やサポートをする経験があったり、
また進路や就職をサポートする
仕事に就いていたり、
保護者の相談を受ける立場だったり、
各分野でスキルを持っています。

受験に対して
直接指導することだけではなく、
学習塾や学校とは異なる視点から、
私たちならではの役割がある!

私たちらしい
応援やサポートがどうできるのか、
実践を重ねる中で、
それが見えつつあります。

受験という「経験」を応援したい


―どのように考えますか。
 書きなさい。

―どのようなことが読み取れますか。
 説明しなさい。

―あなたの強みは何ですか。
 述べなさい。


すべて、
伝えたい相手があるもの。
読み手がいるもの。
自分らしいことば、
そして文章で
相手にわかりやすく
伝えることがゴールです。

「誰かに伝える力」は
受験だけではなく、
生きるうえで根底に
持っておきたい力ですよね。

であれば、
私たちはその
「経験」を応援したい!

これらの問いに
うまく答える方法を
教えるのではなく、

問いに取り組み、考え、
自分を伝えようとする
その「チャレンジ」に
伴走したい。

そう改めて思え、
私たちらしい角度から
受験にも触れることができる
と感じました。


我が家も
昨年は長男が高校受験、
今年は次男が中学受検と、
それぞれがまたひとつ
経験を重ねることができました。

受験は、良い人生経験。
それで人生が決まるものではなく
いつか、
「やってよかった!」と思える
経験にしてほしい。
私は我が子にそう思っています。

受験勉強が、
普段とは違う学びに出会う
「経験の場」であったら
どんなに豊かでしょう。

受験や面接が、
「自己表現の舞台」になったら
なんとカッコいいでしょう。

―その人にとって大事な経験。
―その時に発揮したい
 表現力を応援する。

と、改めて私も
心に刻みました。

共感してくださる方、ぜひ情報交換しましょう!

そんなわけで、
ちょっと受験にも通じる
私たちの考える
進路のはなしをこちらでします↓

今、知っておくとちょっといい進路のはなし
~VUCA時代を生きる子どものために~

弊団体の理事、
キャリアコンサルタントの
川田ひろみが満を持してスピーカーに。

川田ひろみさんは、普段から大学、大学院から
企業まで、キャリア相談や研修などで、
まさに現場で多様な進路に携わっています。

そんな川田ひろみさんに聞く、
今の現状、傾向、情報。
そこから考えておけるといい
進路や就職の心づもりとは。
マナビエルの視点でお伝えします。

マナビエル代表の私、志田千帆、
教室で現場に立つ松田美紀、
多様性豊かなオレゴンよりポールソン真美も
当日ご一緒します。

皆様の素朴な疑問や
ちょっとした不安をお話してください。
持っている情報は共有したいと思います。

無料ですので、お気軽にご参加ください♪
オンラインでお会いしましょう。


マナビエル代表
志田千帆

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