褒める人を目指す!そのために表現力を磨く!
「褒められる人」より「褒める人」でいたい。
こうやって文章を書いている以上、
自分の言葉が誰かに届いた時に
少しでも前向きな気分になってくれたら
嬉しいなと思っています。
そのためには『褒める』という
ポジティブな感覚は身に着けていたいですし、
それを表現できるようになりたいです。
ただ、いざ人を褒めるとなると、
その難しさに想いを
上手く言葉にできないこともたくさん。
何かを悪く言おうとすれば簡単なのに、、、
褒めるのって難しいですよね。
けなすは易し、褒めるは難し
私は「悪く言うのは簡単だけど、褒めることは難しい」と思っています。
それは褒めるためには『表現力』が必要だから
と感じているからかもしれません。
例えば、否定的な言葉は
その言葉自体にパワーがあります。
なので、何も飾らなくても感情が伝わります。
「嫌い。気持ち悪い。つまらない。」
むしろ何も修飾しない方が
より感情が伝わるかもしれません。。。
一方で、肯定的な言葉は
その言葉自体のパワーが弱い。
「好き。楽しい。面白い。」
これだけでは感情が上手く伝わらない気がするし、
言葉が足りないから補う必要がある。
だから、肯定する時や
何かを褒めるためには、
『自分なりの表現方法』で
伝える必要があると私は考えています。
「けなすのは簡単で褒めることは難しい」のは、
言葉自体に重さがあって、
『マイナスの言葉にプラスの言葉は敵わない』
と感じているから。
また、
『プラスの言葉を修飾する表現力が必要だから』
と感じているからかもしれません。
誰にでも響く魔法の褒め方!…そんな言葉あるの?
実際、褒めることは難しいと
感じている方は多く、
世の中には褒め方を学ぶ
書籍などもありますね。
けれども
「誰にでも響く魔法の褒め方なんてあるのかな?」
とは思っています。
それは、人によって感覚や表現方法が違うものだから。
何かを褒める時には相手との関係性、
自分のキャラクター、知識や情報の有無など
状況や条件を考えて
適切な言葉を選択する必要があるはず。
自分の感覚を整理して、
言葉として表現するから感情が伝わる。
文章を書く力も人を褒める力も、
根底にはその人の『表現力の有無』が
関係しているような気がします。
だから、マニュアル化された褒め方が
万能だとは考えにくい。
もちろん、褒めるためのテクニックを
学ぶことは悪いとは思いません。
ただ、テクニックはあくまでも『型』ですし、
人によって感覚が違う以上、
万能で誰にでも響く褒め方は存在しないでしょう。
褒めることは感覚的なものなので、
常日頃から自分や相手、周りの状況を
考えるクセをつけることが必要かもしれませんね。
否定的な言葉はとても厄介…
先に「否定的な言葉はその言葉自体にパワーがある」
と書きましたが、
否定的な言葉はとても厄介なものです。
どんなに素敵な言葉を並べても
『たった一つの否定的な言葉』で人は大きく傷つきます。
それは、プラスの中に
一つだけマイナスを含ませた掛け算と同じ。
山奥のキレイな水を汲んで来たバケツの中に
誰か一人がツバを吐いたのと同じ。
たった一つのマイナスでも、
それはそれだけですべてを台無しにしてしまうくらい
力が強いものなのですね。
それでも、否定的な意見はなくならないでしょう。
だからこそ、人を褒める時には
自分なりの感覚と表現で伝えないといけない。
マイナスに負けないくらいの表現力を身に着けて、
傷を癒すような、前向きになれるような言葉で
相手に伝える必要があると考えています。
表現力を磨いて褒める人に!
褒める事は難しい。
でも、私はどこか楽しくもあります。
それは「自分の感覚や表現力を試されているような感じがする」から。
自分だけではなく
人との関わりの中で生まれる表現は、
一人で考え出すものよりも
ずっと面白いモノが生まれると思います。
それに、相手が想像していなかった感覚で
褒めることができたら、
その人も嬉しい気持ちになるかもしれません。
相手が喜ぶことを想定して褒めるのは
偉そうに思われるかもしれませんが、
それでも良い所を探せるように意識はしていきたいです。
もし、相手が喜んでくれたら自分も嬉しいですし、
周りの人にもその人の良い所を知ってもらって、
それを知った人が今度は違う表現で伝えてくれるなら、
それもまた素敵なこと。
『友達の輪』のように
『表現の輪』が広がっていったら、
意味もなく否定することがいかに悲しいことか
認知される日が来るかもしれませんね。
私はこのコラムを通じて
私なりの表現を磨いていこうと思います。
いつかもし、私の書いたこんなコラムからでも、
良い所を探して褒めて伝えてくれる人が現れたら、
すごく嬉しいですね。
・・・すごく嬉しいですね!笑
嘘をついてまで褒めたり、
お世辞を言う必要はないですが、
いいなと感じたことがあったら、
積極的に言葉にして伝えていく。
そうすることで
「褒める人」を目指していければと思います。
マナビエル文章サポート担当
松田 裕司