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感情を言葉にする方法と自分らしい表現方法

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感情を言葉にする方法と
自分らしい表現方法


先月マナビエルのオンライン総会に
参加させていただきました。

その際に話題に挙がったのが
「マナビエルの活動のどこに心が動くか?」
というもの。

単純なこの問いかけに、私は凄く悩みました。

それは「自分の感情を言葉にする方法が
すぐには浮かばなかったから」です。

「マナビエルの活動のどこに心が動くか?」
という問いかけに悩んだ理由

「マナビエルの活動のどこに心が動くか?」
という問いかけ。

この問いに対して正解はありません。
それぞれが感じたこと
思ったことが正解になります。

ただ、シンプルな問いだからこそ
「答え方が難しいな…」と感じました。

例えば好きなアーティストがいて、
「そのアーティストの曲のどこに心が動くか?」と
聞かれたら、答え方って難しくないですか?

もちろん
「歌詞が面白い」「メロディが楽しい」のように
単純な言葉で答えることはできるでしょう。

けれども、その答えが自分の感情を
適切に表現していると私は感じられません。

それはおそらく「感情は複雑なもの」だから。

認知する世界が増えることで
感情はどんどん複雑になっていきます。

大人になると子どもの時のように
純粋な感情だけで物事を考えることは
出来なくなっていきます。

「感情は複雑なのに
言葉で表現しようとすると単純になる」

だから「答え方が難しい…」と
私は感じてしまったのだと思います。

 

  

周りの人の声を聞いて気づいた
感情を言葉にする方法

結局、自分でもどういう発言をしたのか
覚えてないくらいの意見になってしまったのですが、
周りの方々の意見を聞いて、
私の悩みはすぐに解決できました。

なぜなら、複雑な感情は
比喩的に表現をすることで
曖昧なまま伝えられることを感じたから。

総会では
「マナビエルの活動のどこに心が動くか?」
という問いに対して、
各々の意見が述べられていました。

そして、その中には
「異国にいるような感じで、想像を超える活動ができる」や
「道なき道を作っていると感じ」などの意見がありました。

これらの意見を聞いたときに
「なるほど!感情はこうやって表現すればいいんだ!」とすごく勉強になりました。

「異国にいるような感じ」や
「道なき道を作る」は表現こそ違いますが、
どちらもワクワクしている感情が伝わってきますよね。

これらの表現方法が素晴らしいのは
「嬉しい!」や「楽しい!」という
感情の言葉を使わなくても、
ちゃんと相手に自分の感情を
伝えることが出来ているところ。

ここから、
感情の複雑さは比喩表現を用いることで
こんなにも親しみやすいく
相手に伝えられるのだと気づけました。

改めて「マナビエルの活動の
どこに心が動くか?」を考えてみる

以上のことを踏まえて、改めて私が思う
「マナビエルの活動のどこに心が動くか?」を
表現してみましょう。

私は「宝物が何かはわからないけれど、
冒険している気分」になれるところが
マナビエルの活動の面白い部分、
心が動く部分だと感じています。

マナビエルは、

自分らしい表現を引き出す
「空色ことば」や
小学生向けワークショップの
「ボールキッズプログラム」など
あらゆる活動を通じて
子ども達が自分を表現できる場があります。

また、サラダボウルのように
マナビエルメンバーが
「自分らしい表現」について
発信できる場があるなど、
関わった人達が楽しめる環境もあります。
  

活動それ自体から『表現の多様性』を
体現していると感じられますし、
実際に表現する場も与えられている。

けれども、表現には答えがない。
あるいは、人それぞれの答えがある。

考えれば考えるほど、
どういう着地をすればいいのかわからなくなる。

そんな「答えがあるのに見つからない、
ずっと探している気分」になれるところが、
マナビエルの活動を通じて
心が動く部分だと私は感じています。
  

自分らしい表現方法を目指して

『自分らしい表現』という言葉を聞くと
難しく考えてしまいがちですが、
決して難しく捉えることはないでしょう。

自分なりの視点、自分なりの発想で言葉にすれば、
自然と身に付いているものだと思います。

一方で、自分らしい表現が尽きることもないでしょう。

だから、いつまでも「書きたい!」「伝えたい!」と
思うような意欲を持ち続けていきたいですね。

どんな風に表現したらいいかわからないけれど、
きっとこの感情を
適切に伝える自分らしい表現方法がある。

コラム等の活動を通じて、
その答えをこれからも探し続けたいと思います。

 
マナビエル文章サポート担当 
松田 裕司

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