この記事を書いた人

NPO法人マナビエル 代表理事、ワークショップデザイナー。自己表現やキャリア形成のための文章表現力向上をサポートしている。

我が家の中学受験。勝手に後記

そだてる

我が家の中学受験。勝手に後記


3月に、
次男が小学校を卒業しました。

普段は静かで穏やかな彼ですが、
改めて遠くから眺めると
舞台の上で
(武士のように!)
一礼する姿に、
なんだか頼もしく感じました。


遡ること半年前の
コロナ禍の昨年夏休み、
彼はひとつの決意をしました。

受験。

ある中学を1校のみのチャレンジ。

そこからの半年、
小学校最後の時間をかけて
全集中でした。

なりたい自分への通り道


彼には夢があります。

宮建築士になって、
大河ドラマの
建築考証をすること。

自他ともに認める
城オタク、歴史オタクです。
(だから武士のような礼!)
(自前の甲冑を眺めるのが好き。)

その夢へのルートを
考えるうちに、

大学は京都に住み、
寺社仏閣の
研究に浸りたい
と考えたようで。

まぁ、根拠のない
ルートではありますが、
進学に強い中学、高校へ…
そう彼なりに
真剣に考えたようです。

なりたい自分への道すじ。

試験は半年後かぁ、

よし!短期集中で
頑張ってみよう!!
やってみよう!!

これまで自分で
勉強はしてきましたが、
やはり受験。

必要なテクニックを
教えてもらおう!と、
急いで塾を探しました。

塾で言われた教材は
すべてやりました。

2通り取り組んだのも
ありました。

とにかくコツコツと
机に向かっていました。

さらに、
話す作文教室「はなさく」の
美紀先生と、
要約文、意見文などの
トレーニングも
しました。

コツを掴み、
書けるようになって…

(私としてはいつか
 文章に取り組める時が来たら
 力になれたらいいなぁと
 思っていたので、

 「はなさく」で学べたのは
 良い機会になったなぁと。

 とはいえ、
 母だとなにかと
 弊害が出る?ので
 美紀先生に速攻で依頼!)

とにかく計画通り
コツコツとがんばりました。

結果は…


発表当日は
学校に出向き、
張り紙を確認しに行きました。

たくさんの親子が
結果を見て帰る中、
不安でいっぱいになりながら
張り紙の前に立ちました。


残念。
今回は、力及ばずでした。

数日は落ち込んでいましたね。


いつもインドアだし、
話したり表現したりするのが
苦手な彼なので
わかりにくいけど。笑

あっち受けてたら…とか

そんなこともポロっ。
いろいろな気もちが
巡り巡って
やはり悔しかったんだなぁ
と、感じました。


私が、
受験して入る
中学ってあるんだよと
話したことはあったけれど、
もっと早く
行動に変えてあげていたら…

と私も後悔したり。

どこからでもつながっていく道


私は彼と話しました。

車に乗ったとき、
行き先は同じでも、
そこへ向かうルートって
いくつもあるよね?

高速道路、
下道、
空いてる抜け道…。

今回は
道が断たれたんじゃなくて、
あなたは自分でルートを
選んでいるんだよ。

なかなかできないこと、
すごいよ、尊敬するよ。

次の道を選ぶのも
楽しみだね。

うん…

安定の反応の薄さ😅笑


しかし、
彼の頑張り以上に、

その後の
切り替えも見事だった!

お兄ちゃんの
おさがりの制服を確認、
そこから買い足すものを
淡々と準備。

そして4月、
地元の中学の入学式に
彼の立派な姿はありました。

部活は迷うものがあり、
基礎知識をネットで
ひとり調べ学習。

次の城郭検定の勉強もスタート。

修学旅行で行けなかった
日光や、

住んで研究したい
魅惑の京都、奈良。

日本の100名城。

「中学生活のうちに
 時間をつくって、
 ひとつずつ行こうよ!」

以前からそう話していたので、
もうすっかり行く気満々で…


もう・・・次の道を
彼はしっかり進んでいました。

そして、
高校受験に向けて
まずは英語の勉強を
スタートさせた模様。

高校も大学も、
主要試験科目に
英語はつきものだし、

海外の博物館にある
日本の歴史的な品も
いつか見に行かないとね!

という話にもなり
火がついた様子。


まぁ、とにかく
素直に進む
彼の思考はすごい!

一番すごいのが
言い訳がないこと。

見習わなくてはならない
ところです。

立ち上がるときにサポートできる子育て


というわけで、
家族に唯一のキャラ、
そんな強みを持つ彼を
周りと違うことを楽しみながら
応援したいと思います。

そしてここでも
思い出されたのが
以前のマナビエルの
座談会での言葉、

失敗しないようにする
子育てではなく――

失敗して
立ち上がるのを
サポートする子育て
でありたい。



あぁ、
まさにそれ!
その意識を
忘れずにいたい!と
感じています。



マナビエル代表
マナビエール(応援)団長
志田千帆

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