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『プレイ/試合/遊ぶ』

そだてる

『プレイ/試合/遊ぶ』

皆さん、こんにちは。

マナビエル海外支部、
オレゴン州ポートランド在住の真美です。

我が家の子ども達、
英語環境で育っている時間が長いため、
日本語の学習や、文化の継承に
悪戦苦闘することも多いのですが、
彼らから学ぶことも沢山あります。


今回は息子が話す
「今日もよく遊んだ!」について
触れてみたいと思います。

試合は遊び!?

息子はサッカーのクラブチームに所属し
週に3回の練習と
週に1回のZOOMミーティングに
毎回楽しそうに参加しています。


今年の3月以降、コロナの影響で
試合数は激減していますが、
試合後に今日はどんな展開だったのか
詳しく話してくれます。

私に対しては日本語で話す息子、
「今日も楽しく遊んだ」 とか
「今日はあまりよく遊べなかった」 とか
「オフェンスがよく遊んでた」とか
「あぁ〜 もっと遊びたいなぁ」 など


日本語の感覚で聞くと
ちょっとしっくりこないニュアンスで
試合の感想を話してくれます。

「今日の試合も楽しくプレイできた」
「今日はあまりよくプレイできなかった」
「オフェンスがよくプレイしていた」
「あぁ〜 もっと試合したいなぁ」 など

”プレイ”や ”試合”という言葉を使った
こちらの方がしっくりきますよね。



でも、息子の中で
プレイすることや試合は
「遊び」なんですね。

決しておちゃらけて
試合をしている訳ではなく
(不甲斐ない負け方をすると泣いたり、
  激しく悔しがったりします)


”真剣に遊んでいる。”
そんな状態なんだと思います。


「Play」の根底にあるもの

でも確かにプレイ(play)には
遊ぶ、楽しむ、
エンターテイメントなどの意味があり

スポーツ(sports)には
娯楽や気晴らしなどの意味があります。


そう捉えると、
スポーツの本質である
「楽しむこと遊ぶこと」を
息子はしっかりと体感し、
それを伝えてくれているのだなーと
妙に納得してしまいます。

スポーツの世界は勝敗や記録更新、
厳しい練習や過酷な競争、
怪我との闘いなどの側面が
クロースアップされがちですが

”楽しむ”や ”遊び”
この概念が根底にあること、
これ大切だな〜 と

息子の
「今日も楽しく遊んだ!」を
聞くたびに思うのです。

サッカー、野球などのスポーツも
ピアノやバイオリンなどの演奏も
Playです。

厳しい練習のその根底に
楽しみがしっかりと入っているか
時々振り返ってみることも大切ですね。


さぁ! 息子よ、
次回の試合も思う存分、楽しく遊んできたまえ!!


マナビエルコミュニティ担当 
川俣真美

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