間違いだらけのノート
みなさん、こんにちは。
マナビエルナビゲーター、
オレゴン州ポートランド在住の真美です。
今日は
我が家の長女が
アメリカの小学校に入って間もなくのこと、
もう9年前のことですが、
大きな衝撃を受けた日のエピソードを
ご紹介したいと思います。
ある日、
算数テストや単語テストなどのプリント、
授業中のノートを家に持ち帰ってきました。
毎日楽しく通学し、
その日あった出来事を
目をキラキラさせながら
話してくれていたこともあり、
私も
“どんなことを学んでいるのかな、
理解できているかな?”と
ワクワクしながら
プリントやノートに目を通しました。
すると、、、、、、、
えっ??!!
間違いだらけ。
というかほぼ間違い。
あれぇ、授業についていけてないのかぁ。。
さて、どうしたものか。。
あまりの『 ✓ 』(チェック)の多さに、
言葉を失いかけましたが、
「ん?!!」
よく回答を見てみると、
あれ?
これ合っている!
ということに気づきました。
先生の採点ミスかと思いきや、
そうではなく、
根本的な考え方・見方の違いがありました。
私は『 ○ 』が正解、
『 ✓ 』または『 × 』は不正解
という考え方をしていましたが、
逆の考え方だったのです。
『 ✓ 』は正解。
『 ○ 』が不正解。
私にとっては衝撃的な出来事でした。
でも…
間違えが〇って…なんかいいよね♪
間違えて『 ○ 』をもらえるって、なんかいいな!
間違いは『 × 』じゃない。
間違いはマル!
間違いは学びのチャンス!
そんなメッセージを
アメリカの小学校1年生のプリントから
受け取ることができました。
写真は、当時のプリントではないのですが、
2年前の娘のノートの一部です。
ご覧のとおり、
『 ✓ 』の入っているところは正解。
『 ○ 』のついているところが間違いです。
(約分を忘れていますね!正解は8/11)
失敗こそチャンス
正解を導き出すことも大事だけれど、
その導き方を間違いながら習得していく。
「学び」って本来そういうものであって欲しい。
衝撃的だった9年前のこの日を境に、
我が家では
○のついたプリントやノートがあったら、
「おっ!チャンス、チャンス!」
と声をかけるようになりました。
学びだけに限らず、
人生だって
失敗や間違いを繰り返しながら、
それが経験となり、力となり、
彩り豊かな日々に繋がっていくのだから。
そんな間違いだらけ
(私がそう思っていただけですが)
の娘のノートは、
大切なことに気づかせてくれた
素敵なノートでした。
マナビエルコミュニティ担当 川俣真美