この記事を書いた人

女優とコーチの共通点

はたらく

女優とコーチの共通点

女優という仕事の魅力


中学生の時の記憶。

ある有名な女優さんが
対談番組に出ていた。

「女優という仕事の魅力とは?」


問いに対して
美しい笑顔を浮かべながら
こう答えた。


「いろんな人を演じる事を通して、
 いろんな人生を生きられる事」

あれから40年以上経った今も
この言葉は鮮明に覚えている。

別に女優志望だったわけでもないのに・・・。

やりがいとは言ったものの…


その後の私の職業選択は?と言えば、

特段のパッションを感じる進路も無く、
偏差値のレベル感に合わせて
大学と学部を選び、
最初の職業選択である
就職という節目を迎えました。

「自分は何をやりたいのだろう?」と
人生で初めて
自分に問いかける機会であり、
様々な業界の
説明会やOB訪問などもしましたが。


が、残念ながら、
やはりこの時も
パッションは湧いてこず・・・。

結局は、当時、
人気のあった業界に就職しました。


どの会社でも
「やりがいのある仕事がしたい」と
面接官に言った記憶がありますが、
今振り返ると、
「やりがい」という言葉の
意味が全然分かっていなかった・・・。


そんな20代の自分を
歯がゆく思い返した頃もあったけれど、
50代半ばになった今では、
可愛く思う余裕があります。

仕方ないよね、
真面目に考えても
わからなかったのだからって・・・。

会社員からライフコーチへ


その後、合間合間にブランクやら
転職活動やらはあるものの、
25年間の会社員生活を経て、
今、自営業になり7年目に入ります。


やっている仕事は「ライフコーチ」。


初めて名称を耳にする方も
多いかもしれませんが、
仕事の内容を一言で説明するとすれば
こんな感じになると思います。


「お話を聴く事(面談)を通じて、
なりたい自分になる
(目標実現)支援をする役割」


なりたい自分(目標)は
人によって様々で、
仕事上の
なりたい自分の場合もあれば、
人間関係や性格的な事を
目標とする場合もあります。


先日、ふと思いました。
女優とコーチは似ているな、と。


何が似ているかと言えば、
いろんな人を通じて
様々な人生を一緒に描く点。


5年後の大きなビジョンを語る
経営者の話を聴く時は
会社の発展が頭に浮かびます。

家をパワースポットにしたいという
女性のお話を伺いながら、
カーテン越しの朝日や
その部屋の香りまで
感じる事もあります。


コーチには
演技力も台本を覚える事も
必要ないけれど・・・。


やっぱり女優と似ている。



マナビエルコミュニティサポート担当 戸田邦子

タイトルとURLをコピーしました